メキシコの片田舎に暮らして、丸8年・・・
間違いだらけのバイリンガル教育
2014年06月29日 (日) | 編集 |
子供たちが日本の小学校に6週間通って、


いろいろな行事を体験させてもらったけれど、


親として、一番楽しみだったのは、「家庭訪問」。


先生が各家庭を回ってくれて、個人的にお話ができるこんな機会があるって、


すばらしい。


時間は、10分限定。


お話を聞きたいことは山ほどあるけれど、話題は絞って、


日本語教育のこと。


日々、暗中模索で日本語を子供たちに教えている私に、


その道のプロにお話を聞ける機会を与えてもらえるなんて、


有難いー。


もう1つの楽しみだった「授業参観」で、すごくびっくりしたことがあって、


そのことを一番に聞きたかった。


それは、本読みの上手さ。


授業参観の科目は「国語」で、あるお話を班ごとに「音読」発表会。


声が大きくなったり小さくなったりの抑揚、


嬉しくなったり、悲しんだり、気持ちのこもった読み方、


すごく上手だった。


日本滞在中、音読は毎日の宿題で、


長男・長女が読むのを毎日聞かせてもらっていたけれど、


こんな風に読めるんだ!すごく上手ーー!ってびっくりさせられた。


メキシコの家でも、在メキシコ日本大使館で頂ける国語の教科書を使って、


声を出して読ませたりしているけれど、それとは全然違う。


どうやって??と先生に聞いた。


そこで気づいた、大きな間違い。


日本の学校では、どんな科目もまず「お手本を真似る」っていうポイント。


文字を習う時なんかが、まさに。


薄い文字のお手本を、はみ出さないように、きれいになぞることから始める。


例えば、音読の仕方も同じで、この順序で学ぶ。


1.まず先生が一人で、全部読む。


2.おっかけ読み。
1行1行、先生が読み、次に生徒が読む、を最初から最後まで繰り返す。


3.その後は、工夫して何度も練習。
・段落ごとなどパーツで読む。
・となりの子と読み合いっこをする。
・クラスを2つに分けて、向かい合って順に読むなど。


3.は、大人数だからできることがほとんどだけど、


1.や2.は家でもできる。


なのに、見本を聞かせる、真似させるということを、まったくしていなかった。


ひらがな・カタカナが頭に入ったら、ほらこの字知ってる~!読めるね~!と、


一人で読ませることにばかり気が行っていて。


大切なのは、拾い読みではなく、単語、単語で読む練習をすること。


例えば、「リスの子が、ドングリを見つけました。」を、


「り・す・の・・・こ・が・・・ど・ん・・・ぐ・・・り・を・み・・・」と、文字を拾いながら読んでいては、


なかなか上手に読めるようにはならず、話の内容も理解できない。


読んでいても楽しくない。読むのがキライになる・・・の負のスパイラル。


小さなうちは、
母「りすのこが」
子「りすのこが」

母「どんぐりをみつけました」
子「どんぐりをみつけました」


少し読めるようになれば、
母「りすのこがどんぐりをみつけました」
子「りすのこがどんぐりをみつけました」


と、真似させれば良かったんだ・・・。


私がやっていたのは、
子「りのこが」
母「りすっ!」

子「ど・ん・・・ぐ・・・」
母「どんぐりぃ(ため息まじり)」


揚げ足を取るようなやり方。


元々、読むのが好きな子ならまだしも、


得意でも好きでもない子には、まったく逆効果な教え方をしていたことに、やっと気づき、


今まで何やってたんだ・・・と、落ち込みました。


それから、家庭訪問で絶対に聞こうと思っていたのは、


長男の日本語力は、日本の何年生くらいかってこと。


担任をしていただいた先生によると「2年生くらいですね」と。


ちょうど1年遅れくらいの国語力。


「お一人で?すごいですねー!良く頑張ってますね!!」と先生にも褒めていただいたけれど、


いいのか、悪いのか・・・。


他にもいろいろと、国語力が付く方法を教えてもらった、


すべてが目から鱗。自分では、やっていなかったことばかり。


何やってたんだろ私・・・、と間違いだらけのバイリンガル教育を反省。


これから、また頑張ろぅっ!となればいいんだけど、


今までのことをやらずに、新しい方法を取り入れるか、何からどう始めたらいいのか、


ちょっと迷い気味なこのごろ。


ちなみに1年生の長女の日本語力は、「なんの問題もないですね。


他の子たちと同じレベルか、それ以上です。」と担任の先生。


そう・・・1年生までは、ね・・・わりとスムーズなんだけど、


それ以上の力を付けさせるのが難しいのです。
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